ユーモアミステリーの第一人者。赤川次郎|DVD・CDの買取は中古じゃぱん

「幽霊」シリーズ

デビュー作でもある「幽霊列車」から始まるシリーズです。

女子大生の永井夕子と、捜査一課の宇野警部のコンビが事件を解決していく連作短編集です。

列車から乗客８人が突然消えてしまう…という事件が起き、それにたまたま居合わせた二人がその真相を突き止めていくところからこの物語は始まります。

事件を通じて20歳も年下の彼女をすきになり、のちに恋人同士になるのですが、それだけ年が離れているとは思えないくらいの二人の会話のやりとりについくすっとしてしまいます。

「三毛猫ホームズ」シリーズ

映画やドラマなど何度も映像化されているので最も有名かもしれないこのシリーズ。

「三毛猫ホームズの推理」が最初の作品です。女子大学の学生が殺される事件が起き、そこに主人公である片山義太郎が捜査に行くところからこの物語は始まります。

そこの大学教授の当時の飼い猫がのちの「三毛猫ホームズ」です。

この猫がまるで解決に誘導するかのようなそぶりをみせ、それを見て片山が推理していく…という面白い解決の仕方です。

「三姉妹探偵団」シリーズ

1982年「に出版された「三姉妹探偵団」が最初の作品です。

この物語は、放火で家を失ってしまう三姉妹が家の焼け跡から何故か女性の遺体が発見されてしまい、父親が指名手配されたことから始まります。

いつも父親の出張中に事件に巻き込まれてしまうのですが、性格のばらばらなこの姉妹のやりとりが魅力的で姉妹がほしかった！と読むたびに思います。

「杉原爽香」シリーズ

1988年に出版された「若草色のポシェット」が最初の作品です。

当時15歳だった主人公である杉原爽香が親友が殺されてしまう事件が起き、自分も容疑をかけられてしまうことから事件解決にのりだしていきます。

このシリーズの特徴は何といっても一作ごとに主人公が年をとっていく珍しいスタイルだということです。

現在も続いておりますので、最新作の「牡丹色のウエストポーチ」では44歳、子供もしっかりいる母親です。一作ごとに年齢が上がっていくので、読者も年齢に合わせて読むことが出来ることが楽しいですよね。

「吸血鬼」シリーズ

1981年に出版された「吸血鬼はお年ごろ」が最初の作品で、主人公の神代エリカと、エリカの父親で吸血鬼のフォン・クロロックの二人が、エリカの通う高校でまるで吸血鬼に噛み切られたような傷を残し殺害されるという事件が起きたことをきっかけに始まっていく物語です。

吸血鬼の父親がいるというなんともファンタジーな設定の推理小説です。